2014年12月12日金曜日

Wahoo Fitness TICKR Run Heart Rate Monitor for Running レビュー(前編)



■10月に購入してはや2ヶ月、Wahoo Fitness TICKR Run Heart Rate Monitor for Running のレビューをメモる。

買ったよ、使ってるよ、レビュー書くよ、とは、11月21日の「Wahoo Fitness の iPhone POWERD BIKE COMPUTER RFLKT+について。」でも予告した。

自転車(ロードバイク)と、ジョギングと、水泳を嗜んでいて、Wahoo Fitness製品をどっぷり使っている。

Wahoo Fitnessの製品群のコアとなるのは、iPhoneシリーズ。まずはiPhone5にて、現在はiPhone6で使用中。

Bluetooth4.0で通信するタイプが現在のメインストリーム、
既に所有して、使っているのは、下記の3つ。

心拍計「Wahoo Fitness Blue HR for iPhone」。

BIKE用の速度距離計「Wahoo fitnessをBlue SC for iPhone」。

BIKE用メーター「iPhone POWERD BIKE COMPUTER RFLKT」。

  

それぞれのレビュー的なものはここ。

2013年3月18日「NIKE+とRunkeeperを使ったiPhone5での心拍トレーニングにWahooのBlue HRを導入した話。

2013年3月19日「RUN用に導入したWahoo fitnessをBlue SC for iPhoneでBIKEでも活用する。

2013年9月14日「Wahoo Fitness のサイクルコンピューター=RFLKTレビュー。

■今回レビューするTICKR Runは、既に持っている、Blue HRと使用目的がかぶる。

以前にレビューしたように、RUNやBIKEで、心拍を測りその経過を記録する用途では、Blue HRでもじゅうぶん活用できているし、不具合もない。
そこに、重ねて、安くもないTICKR Runを購入した最大の理由は、トレッドミルでの距離と速度が測れるということ。
それに加えてのメリットもあった。

遡るに10年以上前、Apple製品ユーザーが、ジョギングの記録が取れるようになったのは、NIKE+iPod という製品から。
iPodのコネクタにドングルを挿して、ジョギングシューズにセンサーを付けて、iPodのNIKE+を起動して走ることで、走行距離、走行速度、走行時間を記録することができた。

それについての、昔話や2003年10月末にフルマラソンを再び走るにあたって、RUN用の計測機器、心拍モニターを含めて、検討した話は、以下の3つのエントリーに詳しい。

2012年11月19日「RUNで身に付ける腕時計っていうかコンピュータについて。その1

2012年11月19日「RUNで身に付ける腕時計っていうかコンピュータについて。その2

2012年11月19日「RUNで身に付ける腕時計っていうかコンピュータについて。その3

要するに、その後、コアのコンピュータが、iPodから、iPhoneになることで、GPS機能が追加されて、ルート表示もされるようになった。
走行距離、走行速度、は、iPhoneのGPSのデータから導き出されるので、シューズ側のセンサーも不要になった。

しかーし、依然としてiPodでは必要だったし、iPhoneでも、トレッドミルで走る場合には、さすがのGPSも同じ場所を指し続けるだけなので、必要とされた。

のだが!それも、iPodとiPhoneに加速度センサーなるものが内蔵された機種が発売されることで解決されるのだった!

というのは、ジョギング(ウォーキング)に限っての話。
そもそも、NIKE+、のちにNIKE+Runningというアプリは、ジョギングとウォーキングのためのもので、BIKEには対応していない。

そこで、まだ日本語に対応していなかった(現在は対応済み)、Runkeeperというアプリに出会うことになり、それを今も使い続けている。

ややこしいのは、Runkeeperは、自転車に対応し、ジョギングにも対応しているが、GPSからのデータを使っており、加速度センサーのデータを拾わない、シューズセンサーにも対応しない、つまり、トレッドミルでは役に立たなかった(最近対応した)ので、Runkeeper1本に絞ることができず、NIKE+Running との併用をせざるを得ず、データの一括管理ができなかった。

トレッドミルではNIKE+Running、なら、屋外を走るときもNIKE+Running、しかし、屋外なら、Runkeeperでも測れる。そっちには、自転車のデータも蓄積されているので、できればそっちに一括したいから、外を走るときはRunkeeperも同時起動しよう、なんてこともしていた。iPhoneの電池の減りの早いことったら。

そんなのも、Wahoo Fitnessアプリが解決してくれた。

Wahoo Fitnessアプリの良いところは、それ自体のクラウドサービスを持たないところである。
これ、一見、デメリットのように思えるのだが、メリットなんだよね。

複数のクラウドサービスを登録しておいて、そっちにデータを送ることができる。
もちろん、NIKE+Runningと、Runkeeperもそれに含まれている。

つまり、Wahoo Fitnessアプリをひとつ、起動してトレーニングすることで、記録は、それぞれのクラウドサービスに送られ、それらとシンクロしたそれぞれにiPhone側のアプリにも残される。

それでも、トレッドミルにだけは、対応していなかった。
いや、アプリ的には対応しているし、Bluetooth4.0以前の、ドングル&センサーで、以前のコネクタのiPhone4Sまでの機種になら対応していた。
Bluetooth4.0に対応した、シューズセンサーが無かった。

Wahooは、その機能を、心拍計に持たせた。
それが、TICKR Run。

■Wahoo Fitness TICKR には、3種類ある。TICKR、TICKR Run、TICKR X。

  

TICKRは、Blue SCと、基本的には同じ。
加速度センサーが内蔵されていないから、トレッドミルに対応しない。
とはいえ、2つのLEDランプと、本体のダブルタップに機能を割り当てることはできる。
それと、ANT+に対応している。

TICKR Runは、今回購入した製品。上記の素のTICKRに、加速度センサーが内蔵されていて、トレッドミルでも距離と速度を計測できる。
また、トレーニング中の上下左右の動きも計測する。

TICKR Xは、更に、本体にメモリーを持っていて、iPhone無しでもデータを記録することができる(!)。

これね、ちょっと注意書きが必要だよね。

実は、自転車用のセンサーのBlue SCにも、メモリーが内蔵されていて、iPhoneなしでも、データが記録される、って一部の機能説明にあるんだけれど、実際、使い道はないんだよね。そもそも、iPhoneがなければ、速度や距離が表示できないし、もちろん、iPhoneとBluetoothで接続されるRFLKTにもなーんも表示されない。

RFLKTは、iPhoneのWahoo Fitnessのデータを表示するだけの機能しか持っていないからね。他のBluetooth機器のデータをiPhoneを介さずに直接表示する機能は無いんだよね。

ところが、TICKRの各機種は、BluetoothだけでなくANT+にも対応している。

ANT+に対応した、ランニングウォッチなどがあれば、そっちに、TICKRのデータが表示できるわけ。
RFLKTの新型、RFLKT+は、ANT+にも対応しているから、iPhone無しでもTICKRのデータを表示できるかもしれない。

で、iPhoneのあるところに戻ってきたら、Bluetoothで、メモリー内のデータをシンクロする。たぶんそういうこと。

でもね、iPhoneを携帯していなければ、GPSがないから、地図上の走行データが取得できない。
トレッドミルとか、自転車なら固定ローラー台を使用した時に使う機能だね。

続きはこちら。
Wahoo Fitness TICKR Run Heart Rate Monitor for Running レビュー(中編:外観編)

  

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