2011年7月20日水曜日

父が逝きました。

■もともとプライベートなブログですが,さらに私事としてご報告します。
知人友人が読まれているのか,縁のない方がたまに来られてるのか,それとも何かが気に入って頻繁に読まれてるのか,書いている当人としてはよくわからんので,これをここに書くことでなにか影響や反響があるとしたら困るのですが,記録として書きます。

きょう20日の朝,父が静かに息を引き取りました。

2008年1月に原因不明のめまいと吐き気で入院
脳腫瘍(髄膜腫)で5回の開頭手術と3回のサイバーナイフ,胆のう炎手術,肺炎,3年で合計7回の入院。
その頃の自分は,入院時には病院へ,退院時には週末に両親宅へと通っていました。

歩行の補助をしながら,車椅子を押しながら,公園を父とそして母と歩いた距離はどのくらいになったか。
いままでにないほど多くの時間を父と母と過ごしました。

すでに父は記憶も持続せず,言葉も流暢ではありませんでしが,とても貴重な密度の濃い3年間でした。

■今年2011年4月末に呼吸器と胃ろうをつけたまま最後の退院をし,訪問医師,訪問看護師,介護士,多くのスタッフの力添えをいただきつつもなんとか在宅で介護。
両親宅へは週末だけでなく平日にもと,泊まりに行く日が増えていきました。

■この2ヶ月半のあいだに,少しずつ活力が低下して,もういちど車椅子で散歩へ,歩行練習をと願っていた家族の思いは叶うこと無く, ベッドを離れぬままに,今朝,父の心臓が止まりました。



通夜は22日,葬儀23日,親族と父と母のごく親しい友人や知人のみで見送ります。

■75年間おつかれさまでした。
学ぶことの多い3年半でした。
伏してなおその生き様から学び取れと言っているかのような父にはかないません。
感謝あるのみです。
また,入院中も退院後も一貫して父を守り通した母にもかないません。

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